障害児・者、また困窮のため学習困難な子どもたちなどの支援活動を行っている「NPO法人いっぽ」の「いっぽ通信」に、9月9日の「9・9緊急大検討会」に参加しての所感が掲載されました。許可を得て、以下に転載させていただきます。
 今回の法案については、障害児・者を支援する団体・個人からも多くの懸念・反対の声が上がっています。
 この法案は、現在不登校の状態にある子どもたちだけでなく、障害児やいわゆる発達障害など弱い立場にある子どもたち、ひいてはすべての子どもたちに影響のある法案です。条文の内容だけで「賛成」「反対」と判断するのではなく、現在の社会状況や政府の方向性の全体、これまでの教育行政の経緯の全体をみて、そのなかで、この法案の成立がどのような事態につながりうるのかを多角的に考えていくことが、ほんとうに必要だと思います。

 学校は安心して行ける場でなければいけない。なのに、いろんな子どもたちを排除してきています。「障害」のある子、いわゆる「問題」を抱えた子、一生懸命になれない子などなど・・・だから、学校へ行けない子どもたちがとても増えてきています。
 そのことは、行けない子どもたちがいけないのではなく、受け入れるべき学校が問題にされるべきなのです。どうして、誰でもが楽しく、行きたい学校にならないのでしょうか?教員が管理され、アベが第1次内閣の時、教育基本法改悪をし!行政が学校へ何でもできるようにしたからなんです! 不当な支配に屈してしまう教育行政にした!
 人は安心できる場でないと、安心できる場にしようと闘う人は、まれで、行かないという選択。でも、それもできなくて逃げられなくて、死を選択してしまう人もいる。そのことに対して何の痛みも持たず、さらに追いつめていく! アベはそういう人です!9.9集会でいろんなお話の中からハッキリとそうだ!間違いない!と確信しました。
 石川憲彦さんは言いました。教育再生会議→9月アベ東京シューレ訪問→10月下村文科相「えん」訪問→文科省フォーラム→1月法案検討会議→文科省の中にフリースクール担当官が作られる→法案出てくるという流れを見ても戦争法案と他の全ての法案が一緒に動いている!
 1979年の養護学校義務化で「障害」児を切り捨て分断した。それと同じ手法で今回もやろうとしている。金だけもらってそれでいいのか!
 その通り!と思いました!

(お金はないと大変。何かしないといけない。でも、でも…貧乏だけど教育行政からは自由だったのがフリースクールだったよね…)