7月16日(土)に「STOP! 教育機会確保法案 2016 夏の陣」が開かれます。
今回の集会は今まで7回にわたって開かれた集会や共同記者会見の中間総括となります。
また、今後の臨時国会にむけ課題の共有と争点を明確にして、今後の運動をどう展開すべきか、ともに考えたいと思います。
詳細は下記のとおりです。皆さんぜひご参加ください。
話題提供者: 石井 小夜子(弁護士)
石川 憲彦 (林試の森クリニック院長・児童精神科医)
金井 利之 (東京大学法学部教授、専門:行政学)
日 時 : 2016年7月16日(土) 18時00分~20時30分
会 場 : 千駄ヶ谷区民会館 (アクセスマップ)
東京都渋谷区神宮前1-1-10
電話:03ー3402ー7854
交 通 : JR山手線 原宿駅(竹下口)より徒歩約6分
地下鉄千代田線 明治神宮前駅(2番出口)より徒歩約8分
資料代 : 500円(不登校・ひきこもり当事者は無料です)
定 員 : 60名 (予約していただければ助かります)
予 約 : 予約フォーム もしくは 090-2672-8435(伊藤)
チラシ : 0716イベントチラシ(伊藤書佳さん手書きの力作です)
主 催 : 不登校・ひきこもりについて当事者と語りあう いけふくろうの会
共 催 : 不登校とひきこもりを考える当事者と親の会ネットワーク
詳 細 : 詳細はこちらから http://150909.jimdo.com/
通称「不登校対策法案」(正式名称・義務教育の段階における普通教育に相当する教育機会の確保等に関する法律案)は先の通常国会で国会に提出されたものの、各方面からの反対の声や慎重審議を求める請願署名など多くの市民の声に押され、衆議院文部科学委員会での審議ができないまま閉会となりました。
法案は継続審議となり、参議院選挙後の臨時国会で再び審議されるものと予想されます。
法案の審議が行われないことが決まった後の5月31日に開かれた超党派合同議連で馳文部科学大臣は「既に法案の成立を見越して、失礼ですが法案に即した学習支援のあり方、基本指針・基本計画などを準備している。法案がなくともできる限りのことをする」と述べました。馳大臣は国会閉会後の6月2日の定例記者会見でも同様のことを述べています。
言葉通り、文部科学省は次々に施策を打ち出してきました。
今回の話題提供者である金井利之氏(行政学)が昨年の11月2日の集会で指摘した「法案をつくらなくても行政がやろうと思えばできることばかりで、新しい法律の必要はない」と鋭く指摘した通りの展開になっています。
法案反対運動が拡がり法案の成立が阻止されたため、立法府がつくる法律がなくても順不同で行政府はやりたいことは着実に進めていく姿を明らかにしたのです。
今回の集会では、文部科学省が着々と進める施策が先行し有名無実化しつつある法案、しかも「すべての小学生・中学生にとって、手かせ足かせになる不登校対策法はいらない」と再確認し、夜間中学部分を除いた法案の白紙撤回のためどうすればよいのかを、皆さんといっしょに考えたいと思います。
立場の弱い子どもの立場に立って保護者や市民とともにインクルーシブ教育の本質に迫る児童精神科医の石川憲彦氏、教育差別や貧困から生まれる事件を受け止め少年法とともに歩んできた弁護士の石井小夜子氏、教育確保法案の問題点を鋭く分析・批判してきた行政学の金井利之氏、この3氏に豊富な経験と多角的な視点から法案について論じていただきたいと思っています。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
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