不登校の子どもが危ない! STOP!「多様な教育機会確保法」

私たち「不登校・ひきこもりを考える当事者と親の会 ネットワーク」は、不登校などの経験者と、親の立場の者の集まりです。「義務教育に相当する普通教育に関する多様な教育機会を確保するための法律案(通称:多様な教育機会確保法案)」についての情報共有と意見表明のために、このブログをひらきました。           

カテゴリ: 多様な教育機会確保法案の問題点



10
12日(水)参議院議員会館会議室 

一人ひとりの能力を伸ばす教育は社会に何をもたらすか

―グローバル化する世界の教育状況と日本の「学習機会の多様化」をめぐって

池田賢市(中央大学)

ダウンロード
161012院内学習会池田レジュメ.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 446.1 KB

超党派議連の通称「フリースクール法案」がなぜ通称「不登校対策法案」に書き換えられたのか
不登校の子どものみならず、全ての子どものためにならない法律の制定がなぜこんなにも急がれるのか
不登校の子どもたちにかかわる現場の多くの人々が首を傾げてきました。
そのルーツをたどっていくと以下のような事実が浮かび上がってきました。
PDF版(2016年4月25日現在)
※本資料は「はさん」氏の協力のもと作成いたしました。

★以下が畳まれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください。

続きを読む

2016年4月27日(水)に池田賢市さんがFMラジオ局J-WAVE(81.3FM)の「JAM THE WORLD」に出演され、「不登校対策法案」について反対の立場からお話ししていただける予定です。
池田賢市さんは「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案」通称「不登校対策法案」反対の3月23日の「院内集会」の講師や4月15日の「共同記者会見」の反対の意見表明に参加していただきました。
ぜひご聴取ください。


 放送局 :J-WAVE 81.3FM『J-WAVE 81.3FM』

 番組名 :JAM THE WORLD
     http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/
 
放送日時:2016年4月27日(水)20:00~21:50
     
池田さんは20:50分頃から25分間の出演予定


池田 賢市(いけだ けんいち)中央大学文学部教授 専門分野:教育学
1962年、東京都足立区生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科中退。博士(教育学)。
大学では、国際比較教育学、教育制度・行政学などを担当。専門は、フランスにおける移民の子どもへの教育政策。
著書に『フランスの移民と学校教育』(明石書店)、『世界の公教育と宗教』(共著、東信堂)、『教育格差』(共編著、現代書館)、『法教育は何をめざすのか』(編著、アドバイテージサーバー)など。


下記に池田賢市さんの「不登校対策法案」反対の3月23日の「院内集会」の報告と4月15日の「共同記者会見」の反対の意見表明の録画動画がみられます。
なお、3月23日の「院内集会」の報告と4月15日の「共同記者会見」の録画動画はhttp://150909.jimdo.com/のサイトものです。今までの法案に係わる集会の録画動画や報告などが多数ありますのでぜひ訪れてみてください。
★以下が畳まれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む

2016年3月22日に「障害児を普通学校へ・全国連絡会」より声明「『義務教育における普通教育に相当する教育機会の確保等に関する法律案』(座長案)の白紙撤回とインクルーシブ教育の推進を求める声明文」が出されました。3月23日に行われた法案反対の院内集会で配布されました。

1981年に発足した「障害児を普通学校へ・全国連絡会」は34年に及ぶ運動経験から、不登校対策法案が成立すれば、不登校をする子どもたちが分離、別学体制へ追いやられることを危惧し、法案の白紙撤回と「インクルーシブ教育」の推進を求める声明文です。

「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の了解を得て、下記に全文を転載させていただきます。(→PDF版
なお、「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の会報に掲載された意見文は以前に紹介させていただきました。

★以下が畳まれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む

2016年4月1日に「公教育計画学会」より声明「『義務教育における普通教育に相当する教育機会の確保等に関する法律案』一旦、白紙撤回し、再検討を」が出されました。
3月11日の座長案について、不登校の子ども支援に関する部分を中心に問題点を指摘し、法案の白紙撤回及び再検討を求める声明です。
「『普通教育』のあり方を再考せず、無批判に包摂させる論理は危険」や「既存の施策体系で対応可能」など問題点を明確にし、示唆に富んだ内容です。

公教育計画学会の了解を得て、下記に全文を転載させていただきます。(→PDF版
なお、公教育計画学会の声明やメモにつきましては以前にも紹介させていただきました。

★以下が畳まれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む

当ネットワークに参加する、不登校を経験した当事者と親の方々の不登校法案に対して白紙撤回を求める声と意見表明です。皆さんに許可をいただいて、ご意見を掲載させていただきます。


本法案の立法の趣旨はフリースクール法をつくるところにありました。しかし、今やフリースクールに対応する部分が削られ、不登校対策法に姿を変えてきました。「衣の下から鎧」が現れました。
不登校を経験した当事者や親の方々がどう感じているのか、どう考えているのか、現場からの声・意見を聞いて下さい。
年間12万人余の不登校をしている子どもたち、いじめや体罰などで学校を休みたくても休めない子どもたち、「心は不登校、からだは登校」の子どもたちは少なくとも50万人以上いると推定されます。
すべての子どもたちの最善の利益についてともに考えていただきたいと思います。

★以下がたたまれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください★
続きを読む

130日(土)に、島根県松江市にて「STOP!多様な教育機会確保法案 1・30緊急フォーラム」を開催しました(主催:松江 不登校を考える会「カタクリの会」、NPO法人YCスタジオ、不登校・ひきこもりを考える当事者と親の会ネットワーク)。

講師には、フリースクール「フォロ」事務局長の山下耕平さんを迎え、「多様な教育機会確保法案」の問題について、「不登校」の基本的な定義や歴史、学校の空気感や、不登校を支えてきた市民の動きを踏まえつつ、幅広くお話しいただきました。

1・30当日の様子について、山下さんがブログに掲載くださっています。→「STOP! 多様な教育機会確保法案@松江」(2016/2/1)

当日、山下さんが使用されたスライドは、こちらからも閲覧できます。


山下さんの講演を受け、不登校の経験者2名と、親の会から2名のリレートークを行いました。また、東京在住の不登校の経験者の方からのメッセージも届いており、ご紹介させていただきました。
リレートークでは、それぞれの立場と経験を受けて、まさに自分の言葉として話され、とても胸を打つものがありました。

質疑応答では、法案の危険性についてだけでなく、出席されたみなさまのそれぞれの経験から、不登校について改めて考えていきたい、という意見が多く出されました。
 

ご参加くださったみなさま、そしてご登壇くださった山下さんをはじめとするみなさま、貴重なお話をしてくださり、ありがとうございました。


 「STOP!多様な教育機会確保法案キャラバン」、次はSTOP!多様な(き)教育機会確保法案 2・17講演集会」です。参加お申し込みはこちらからどうぞ。


引き続き、よろしくお願いいたします!!


続きを読む

 1月11日(月・祝)に、「不登校・ひきこもり・発達障害 ─子どもたちの『今』を考えるすぎなみフォーラム─」を開催しました(主催:特定非営利活動法人てんぐるま/共催:不登校・ひきこもりを考える当事者と親の会 ネットワーク/後援:杉並区教育委員会)。
 不登校やひきこもりのお子さんをもつ保護者の方々など、多数のご参加で満席となりました。

プログラム
 1)基調講演:内田良子(心理カウンセラー・子ども相談室 モモの部屋)
 2)発言:親の会から 下村小夜子(登校拒否を考える会 佐倉)
 3)発言:不登校の経験者から
 4)「多様な教育機会確保法案」(通称)について、概要と問題点の解説
 5)会場からの質問票をもとに、質疑応答とディスカッション

配布資料 みんなで考える「多様な教育機会確保法案」PDF版 ←クリックしてください

 法案の概要と当ネットワークが考える問題点の解説については、とてもわかりやすかったとのご感想をいただきました。上の配布資料をぜひごらんください。
 不登校をめぐる学校や社会の現状、当の子どもはどんな状態と気持ちでいるのか、親やまわりの大人たちはどのように居ることができるのか、ほんとうに必要なことはどんなことか…といった具体的な話に続けて、法案がもつ問題点を、子どもの側の視点からお伝えできたと思います。

 法案の解説者から出た
「私たち自身は不登校と呼ばれることを望んでいない。大人の都合で勝手にそう名づけられているだけだ」
ということばは、法案にとどまらない「不登校問題」の大きな本質を表しています。

 「STOP! 多様な教育機会確保法案キャラバン」は、「STOP! 多様な教育機会確保法案 1.30緊急フォーラム」(1月30日 島根県松江市)、「STOP!『多様な(き)教育機会確保法案」講演集会』」(2月17日 東京都渋谷区)と続きます。詳細は⇒こちら
 ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします!

 「障害児を普通学級へ・全国連絡会」会報(2015年12月号 340号)に、東京都・世話人の石川憲彦さんによる「多様な教育機会確保法案」(略称)についての意見文が掲載されました。ご本人の了解を得て転載させていただきます(→PDF版 なお、一部文字を修正しています)。
 この文章は、同会報339号に掲載された奥地圭子氏・田崎光哉氏の文章をふまえています。田崎さんの文章については→こちらもご参照ください。
 なお、同会報では337号でも、名谷和子運営委員による法案への批判的意見文が掲載されています→こちら

★以下が畳まれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む

 「杉並、中野 保育・教育を考える会」の古川清治さんによる、「多様な教育機会確保法案」についての論考をご紹介します。インクルーシブ教育、子どもの権利条約の理念などの観点からの論考です。
 
 「略称「多様な教育機会確保法案」をめぐって ―9・24安倍晋三「第2段階のアベノミクス」発言にもふれながら―」PDF版 ←クリックするとひらきます

★以下が畳まれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む

 11月13日付の朝日新聞11月15日付の読売新聞で「フリースクールなどで教育を受けた場合でも義務教育修了を認める議員立法を自民党の議員連盟がまとめた。来年の通常国会に提出する見込み」と報道されています。
 議連からの公的なアナウンスはないため、これをそのまま事実と受けとることはできませんが、報道内容では学校在籍が前提となり、「多様な学びの保障」よりも「学校復帰」「学校と同じ教育」に重点が置かれた法案に見えます(法案名から「多様」の語もなくなっています)。学校に行かずフリースクールなどにも行きたくない(行ける状態にない)子どもにとっては、ただ管理と「やらなければいけないこと」が増えるだけ、そして「卒業」ではなく「修了」という学歴の差別が新たに生じるという、非常に不利な法案となっているようです。
 これが果たして不登校の当事者が望んでいるものなのか、とても疑問です。むしろ別の誰かのための法案であるように思えます。

 この報道を知った、不登校の小学生のお子さんをもつ親の方が、文章を書かれました。許可を得て、下に掲載させていただきます。
 立法にかかわる人々に、現場からのこのような具体的な声を知ってほしい。たくさんたくさん聞いたうえで、もっと慎重になり、一から考え直してほしい、と思います。(文責:藤本なほ子)

★以下が畳まれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む

 11月2日の「STOP!『多様な教育機会確保法案』 不登校の子どもの権利があぶない! 11.2フォーラム」での、石井小夜子さん(弁護士)による講演の要約です。
 これは当ネットワークの藤本なほ子(これを書いている私です)が、講演を拝聴しての覚え書きとして作成したもので、文責は藤本にあります。石井さんの意図とは異なる部分もあるかもしれない点、ご承知おきください。

石井小夜子弁護士 講演の概要(2015年11月2日) ←クリックすると開きます

 講演は、ネットワークからの「法案をめぐる12の質問」に石井さんが答えるという形で行われました。当日、石井さんご自身が用意されたレジュメは→こちらにあります(本文の注で参照している「石井小夜子多様な教育機会QA資料」 「憲法89条とフリースクールへの援助」はこのレジュメです)。併せてご参照ください。リンク先では当日の講演映像もごらんいただけます。
 集会のようすは、毎日新聞(11月16日付)で報道されています→こちら

【「反対要望」への賛同のお願い】
 当ネットワークでは、法案の国会上程に対する「反対要望」への賛同人を募っています。こちら
 反対要望書は、関係する国会議員などに随時提出していきます。お寄せいただいたコメントは、すべて議員にお伝えします。
 朝日新聞などで法案の議員立法がまとまったと報道されていますが、家庭で過ごす不登校の子どもやその保護者を追いつめる恐れが非常に大きいことは変わりないようです。報道されている法案内容では、「学校復帰をめざす」ことが前提にされている点、不登校の子どもにとってはますますつらいものになったとも考えられます(その点、当初の「多様な学びを保障する」という当初の趣旨からは、法案の内容がだいぶずれてきていると思います。法案名の「多様な」という語もなくなっています)。私たちはひきつづき、法案の国会上程に反対し、議員交渉などをつづけてまいります。ご賛同・ご参加を、ぜひよろしくお願いいたします。
 なお、これまでのご賛同者氏名・コメントは→こちらでご覧いただけます。(公開可とされた方のみ)

学校に行かない子と親の会(大阪) 」が毎月発行している『ココナッツ通信』に、同会世話人代表の山田潤さんが、多様な教育機会確保法案について文章を寄せていらっしゃいます(11月7日付)。許可を得て、ここに転載させていただきます。(→PDF版

(なお、本日11月13日付朝日新聞朝刊で、「議員立法自民党の議員連盟がまとめた」と報道されています。法案の内容は、山田さんの文章中で前提されている内容から、変更が加えられているようです。とくに文章中の「個別学習計画」は、新法案での「学習方針」がこれに相当すると思われます。)
続きを読む

 11月2日の「STOP!『多様な教育機会確保法案』 不登校の子どもの権利があぶない! 11.2フォーラム」で配布した「コメント集」のPDF版を公開します。

反対要望へのコメント集(11月9日版) ←クリックすると開きます

 これは、「多様な教育機会確保法案の国会上程に対する反対要望」へのご賛同に付されたコメントを抜粋し、小冊子にまとめたものです。下記の方々のものを掲載させていただいております。不登校の当事者(子・親)、フリースクールや居場所の関係者、教職員、識者ほか、さまざまな立場からの反対・懸念の意見や思いを、とても具体的に知ることができます。
  (下記の方々をふくむすべてのご賛同者氏名・コメントは→こちらでご覧いただけます:公開可とされた方のみ)
 
●土井由三(とやま子どもの権利条約ネット)
●古川清治(杉並、中野 保育・教育を考える会)
●一木玲子(筑波技術大学)
●谷口新一(あそあそ自然学校)
●はさん
●吉田明彦
●(氏名非公開)
●牧野晶哲(白梅学園大学/金曜学習室(子どもの居場所事業)代表責任者)
●白尾彰浩(ヒューマン・ホット・プランニング代表)
●竹村洋介(近畿大学文芸学部講師)
●田崎光哉(特定非営利活動法人てんぐるま)
●平野浩子 他4名(のびるの会 有志)
●湯上俊男(NPO法人フォロ)
●伊藤書佳(不登校・ひきこもりについて当事者と語りあう いけふくろうの会)
●南康人(フリースペース ima)
●(氏名非公開)
●石川憲彦(林試の森クリニック)
●中嶋良三(福井登校拒否を考える会)
●佐竹雅美(元公立学校教職員、現 SAORI hands広島)
●青木悦
●がっこの会
●中島絢子(神戸アルバトロス)
●居場所じゃがいも・じゃがいも親の会(新潟)
●渡邉久美子(カマクラ「風の谷」) 
●秋山淳子(狭山ひとの会)
●堀井透(函館退職教職員連絡協議会 役員・幹事会 会長)
●貴戸理恵
●大塚晴子(草加らるご)
●谷口由美子(親の会「もぐらの会」(有志))
●(氏名非公開)(子ども相談室「モモの部屋」)
●上村香野子(富山YMCAフリースクール 所長)
●青島美千代(NPO法人 子どもと共に歩む フリースペースたんぽぽ 理事長)
●勝山実(新ひきこもりについて考える会)
●山田潤(学校に行かない子と親の会(大阪) 代表世話人)
●内田良子(子ども相談室「モモの部屋」)

 イベント特設サイトでは、11. 2フォーラム当日の録画映像、石井小夜子弁護士・金井利之教授(行政学)の講演資料を公開しています(→こちら)。ぜひご覧ください。
 なお、当日の講演の内容は、近日中にこのブログで公開する予定です。

【「反対要望」への賛同のお願い】
 当ネットワークでは、法案の国会上程に対する「反対要望」への賛同人を募っています。こちら
 反対要望書は、関係する国会議員などに随時提出していきます。お寄せいただいたコメントは、すべて議員にお伝えします。ご賛同・ご参加を、ぜひよろしくお願いいたします。


 「義務教育の段階に相当する普通教育の多様な機会の確保に関する法律案」(略称「多様な教育機会確保法案」)国会上程に対する反対要望の提出につきまして、多くのご賛同をいただきました。
 反対要望書と賛同書は、2015年12月21日に、超党派フリースクール等議員連盟立法チーム座長代理の笠浩史議員(民主党)に、議連立法チーム宛としてお渡ししました。

 ここに、当ブログでの公開可とされた方のお名前とコメントを紹介させていただきます(敬称略)。2015年12月21日確認分までで、賛同人総数は308(団体45/個人263となりました。

★以下が畳まれていたら、右の「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む

 「多様な教育機会確保法案」(略称)反対要望への、「はさん」様からのご賛同のコメントをご紹介します。(反対要望へのご賛同人のコメントは→こちらのページで一覧にてご紹介しています。また、反対要望へのご賛同は→こちらのページで受け付けています。)続きを読む

 当ネットワークの共同代表である内田良子(子ども相談室「モモの部屋」)による、「多様な教育機会確保法案」、とくに第四章「個別学習計画」への異議申し立て書を公開いたします。(→資料つきPDF版
続きを読む

 障害児・者、また困窮のため学習困難な子どもたちなどの支援活動を行っている「NPO法人いっぽ」の「いっぽ通信」に、9月9日の「9・9緊急大検討会」に参加しての所感が掲載されました。許可を得て、以下に転載させていただきます。
 今回の法案については、障害児・者を支援する団体・個人からも多くの懸念・反対の声が上がっています。
 この法案は、現在不登校の状態にある子どもたちだけでなく、障害児やいわゆる発達障害など弱い立場にある子どもたち、ひいてはすべての子どもたちに影響のある法案です。条文の内容だけで「賛成」「反対」と判断するのではなく、現在の社会状況や政府の方向性の全体、これまでの教育行政の経緯の全体をみて、そのなかで、この法案の成立がどのような事態につながりうるのかを多角的に考えていくことが、ほんとうに必要だと思います。続きを読む

8月25日に、登校拒否を考える会・佐倉の下村小夜子より、
法案についてどうしても払拭できない懸念や疑問について、
「多様な学び保障法を実現する会」共同代表である喜多明人さん(早稲田大学)に
公開質問状をお送りしていたところ、9月2日付で回答が届きました。
 
おたがいの立場の相違を認めたうえで、
「法案をめぐる評価の良し悪しをもって、これまで蓄積してきた(不登校問題への)市民的なネットワーク、その信頼関係が崩れることがあってはならない」
というお考えから、質問のひとつひとつに丁寧に答えてくださった喜多さんに、感謝致します。ありがとうございました。
 
まずは質問と回答を公開いたします。(→PDF版
広く、みなさんの検討の資としていただければ、と願います。
続きを読む

学校に行かない子と親の会(大阪) 」世話人代表の山田潤さんが、
多様な教育機会確保法案の立法に関係する議員に、要望書を出されました。
許可を得て掲載いたします。(→PDF版

(この法案について、各方面から議員へさまざまな意見・懸念・反対の声が届けられています。
 とくに、障害児の就学や発達障害にかかわる方々も、分離・排除が強まるという懸念などから
 この法案には敏感に反応されているようです。
 団体だけでなく、個人からの声も、集積し、議連や各党での検討に影響を与えていることと
 思います。)続きを読む

↑このページのトップヘ