5月10日(火)超党派議連の賛成会派(自民、公明、民進、おおさか)から国会に提出された「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案」は法案に反対の市民の声が日ごとに高くなるなか、法案審議のための衆議院文部科学委員会を開くことができずに会期末を迎えることになりました。
拙速に法案の成立を目指していた推進会派のなかで様々な動きがあったようですが、良識の府といわれる参議院から適正な手続きをして衆議院で審議を行い、参議院に法案を送ってほしいと求められました。
会期末で審議の時間が足りないため、今国会での審議が見送られたというのが顛末のようです。
今後、この法案の取り扱いがどうなるかは会期末を迎えないと分かりません。ひき続き法案の行末を注目してください。
皆さんからの請願署名、2回にわたるスタンディングなど、市民の声が国会の動きに影響をもたらしたと議員の方々からも言われました。ご協力ありがとうございました。

●5月24日のスタンディングのご報告
CjM8Z6mVAAADgXg写真提供:伊藤書佳さん
5月24日(火)本会議と衆議院文部科学委員会の理事懇談会に向かう議員にむけて、国会前で法案反対の2回目(前回は5月16日)のスタンディングを2度にわたって行いました。
3つのネットワークの呼びかけで、8グループ30人以上の参加がありました。
皆さんハンドマイクで自身の体験からの法案反対を呼びかけました。
長野や沖縄など遠方から参加者、学校に行かなかった10代・20代の参加者、ブログやSNSを見てきてくれた参加者など初夏の日差しの中で和やかなスタンディングになりました。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。
その後、議員会館の会議室で懇親会が行われ、こちらも20人近い参加がありました。

●請願書の提出についてのご報告
5月24日、皆さんからお送りいただいた夜間中学支援とは分けての法案の慎重審議を求める請願書を提出してきました。
今回は衆議院に200筆、参議院に171筆、合計で371筆が集まりました。
請願署名は最終的に、
5月10日第1回 24筆 (衆議院24筆)
5月16日第2回 473筆(衆議院105筆、参議院368筆)
5月18日第3回 264筆(参議院264筆)
5月24日第4回 371筆(衆議院200筆、参議院171筆)
合計で1132筆(衆議院329筆、参議院803筆)になりました。
紹介議員には、下記の議員の方々にお願いをいたしました。
この他にも他のネットワーク(グループ)が本法案の慎重審議・徹底審議についての請願書を提出しています。
皆さん、全国各地からたくさんの署名をお送りいただき、ありがとうございました。

衆議院
阿部智子 議員 (民進党)
畑野君枝 議員 (共産党)
大平喜信 議員 (共産党)
吉川元 議員  (社民党)

参議院
神本美恵子 議員(民進党)
田村智子 議員 (共産党)
福島みずほ 議員(社民党)
山本太郎 議員 (生活の党)

本請願書の詳細については下記のリンクから見ることができます。
衆議院
参議院 請願趣旨